雨の日の翌日、一番ゼミが弱々しく羽を震わせて鳴き始めた。例年に比べると遅いようである。どこから舞って来たのか、大きなアゲハ蝶(ナミアゲハ)がオニユリの花の蜜を吸いにやって来て、あちこちの花の間を飛び交い始めた。庭に出てそんな光景を眺めながら、雨後のしっとりとした空気を吸う。生気がみなぎって来るような何気ない朝の風景である。

眼で、青く茂った緑の情景を眺め、耳で脳髄の奥まで届くような、セミの声を聴き、せわしなく飛び交う蝶の微かな羽音を聞く、肌で雨後の新鮮な空気を感じる。まさに生きている事の実感をストレートに感じる様な朝だ。
2 件のコメント:
こんにちは。ご自宅での撮影ですか。アゲハ蝶とオニユリ、共存の世界ですね。蝶の撮影はむずかしいですね。
『写楽』さんお早う御座います。ご覧頂き有難う御座います。
やっとこのブログが使えるようになりました。大変、気に入ったブログなので続きそうです。
庭の情景ですが、ちょう蝶が花に留っている所ではなく、花の近く飛んでいる所を狙ったのですが、上手く行きませんでした。
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