暑い日が、ここの所一週間以上続いている。お昼頃の空には雲ひとつなく裸の太陽が、容赦なく熱線を地球に送り込んでいる。地上には風がそよとも吹かず、熱が留まっている。
夕方になると空には時折入道雲が出て、遠雷はするものの、一向に雨は降らない。やはり地球は暖かくなって来ているのだろうか。最近、我が家の空の上で変容を繰り返す雲を眺めている事が多い。実に素早くその姿は移り変わっていく事に気づく。
永い間空を見上げていると、その空に吸い込まれてしまうような錯覚を覚える。これまで、こんなにじっと空を眺めた記憶がない。こんなにも人の心を惹きつけて止まない空なのに。
「千の風」の、私は千の風になってあなたの上の空を吹き渡っています・・・ 私は墓地になんか眠っていません。
空を見上げているとそんな気がしてくる。
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