2011年5月8日日曜日

ギネスに挑戦するコンサート

先日大変ユニークなコンサートを聴きに出かけました。それはショパンのピアノソロ曲全212曲を一日で完全奏破すろと言うコンサートです。これが完奏されればギネス世界記録更新と言う事になります。演奏者はショパンの演奏では世界を代表するピアニストで横山幸雄と言う日本人ピアニストです。昨年はショパン生誕200年と言うことでショパンの音楽が色々な形で演奏されましたが、その中でも氏はギネス世界記録を目指して166曲を一挙に演奏し、それがこれまでのギネス世界記録になっていました。それを今回のコンサートでは46曲をプラスして演奏されましたので記録更新と言うことになります。演奏は作曲順に4部に分けて演奏されましたが午前8:00~始められて終演が26:00と言うことで、最終まで聞くことは出来ないのが残念でしたが、体調に余程の異変がない限り記録は達成されたものと思っています。私は第2部を最後まで聞くことが出来ました。ショパンの曲を作曲された順に演奏されたので、第2部はショパン20歳から27歳までの曲が演奏されました。女流詩人ジョルジュ・サンドとの満たされた生活をしていた頃の作品です、よく耳にしている曲が多く含まれていて親しみを持って感動しながら聴くことが出来ました。中でもop18「華麗なる大円舞曲」op66.幻想即興曲は興味深く聴かされました。
特筆しなければならないのはこれ等212曲のショパンのソロ曲が全曲暗譜によって演奏されたということです。そして単にギネスの記録を伸ばすという事だけでなく、その演奏の質が大変素晴らしいものである事です。世の中には想像も出来ないような人が居るものだと今更ながら感じいったしだいです。この人こそ現代の日本いや世界を代表する天才といっても過言ではあるまいと思いました。感動!感動!の演奏会でした。
付記しておきますがこの演奏会はチャリティー演奏会でこのたびの東日本大震災の為に開かれたものです。

2 件のコメント:

『写楽』 さんのコメント...

よい音楽会を鑑賞されましたね。早速「華麗なる大円舞曲」をYouTubeで検索して聞いてみました。

へいげん さんのコメント...

大変素晴らしいコンサートでした。ショパンのピアノ曲を212曲を全曲暗譜して演奏するという偉業です。彼の頭の中はどんなふうになっているのでしょうか。普通のピアニストはせいぜい5・6曲暗譜というのがせいぜいです。
ただ暗譜して演奏するということだけでなく内容が素晴らしいわけです。