2011年5月15日日曜日

やはり気になる原発

原子力発電は確かにこれまで我々の生活を豊かにしてきた、この事は忘れてはいけないことです。一方的に原発は悪い、直ぐに廃止だなどと言う議論には組しない所です。誰かが言っていたように原発利用は「トイレの無いマンションに住むようなもの」です。使い終わったエネルギーの最終処理も出来ない原子力エネルギーを喩えて言われた言葉ですが、適切な喩えといえるでしょう。今の所、人間が作った最高度なものであるが、最終的に人間が制御できなくなっているのが原子力です。絶対に「安全」だとか「自然に優しいエネルギー」だとかの理由で最終的には制御不能なエネルギーにもかかわらず、経済効果だけをねらって使い始めたのが原子力平和利用の原発です。使い終わった燃料棒は何百万年も放射能を出し続け人間を蝕んでいくと言うでは有りませんか。今はこれを日本では青森県の方に運んで保管していますが、これからも原発を使い続けるとその保管所もいっぱいになった時どのように処理をするのでしょうか。煮ても焼いてもこの物体はなくならないのですよ。平和利用とかと言ったきれい事では言い訳が利かなくなります。福島が大きな犠牲を払ってくれました、二度とこのような事が起こらないようにしなければ、福島の事故が無駄になります。これから何年かするうちに放射能を制御できる技術が生まれるとでも言うのでしょうか。どうしても気になります。最終処理の方法が見つかるまで原発の利用は早晩中止する必要があるような気がします。このままで原子力エネルギーを利用し続けていると人類はやがてこの原子力によって滅びてしまうような危惧を覚えて仕方がありません。むやみやたらに廃止しろとは言いませんが、だんだんと原子力エネルギーから脱して、もっと全部の人間が幸せになるようなエネルギーを使うようにしたいものです。

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