2011年12月6日火曜日

節電のイルミネーション

新宿南口のイルミネーションは節電の影響でしょうか、今年は申し訳け程度のもので、世相を反映しているようです。平成23年(20011年)という年は、日本での出来事が世界の歴史に残る年になってしまったようです。チェルノブイリやマリアナ諸島での原発事故に続いて福島です。良い事で歴史に残るのであれば良いのですが。
リーマンショックから始まった世界経済の破綻の兆し、気候変動による大きな水の災害、地震などの自然災害と数えるに暇がないほどです。

この頃私は、地球が病んできて少しずつ崩れていくような悪夢を見ます。

それにしても今度の地震と、それによって引き起こされた原子力発電所の事故は、地震(東日本大震災)の大きさも未曾有なものでしたが、それ以上に東京電力原子力発電所の事故は世界を驚かせた事件でした。これによって原発の安全神話が完全に崩れ去ってしまいました。
この原発の安全神話は、原発に依存して経済的な発展を遂げている国々に大きな衝撃を与えまずにはおかないでしょう。一気に脱原発を言い出す国も出てきています。

少なからず、この事故によって人間の生き方に大きな課題を突きつけられたように思います。
当事者である日本人には、より強く、一人ひとりの「生き方」の反省が求められているような気がします。
新宿の年末イルミネーションもこのような反省の表れなのでしょうか。寂しい感じがしますが、若者は広場にいっぱいで、照明はけばけばしい雰囲気は無く、むしろ落ち着いた感じがして、好ましく思えたほどです。明かりの塔での中では祈りを捧げている姿が印象的でした。
祈りの塔


照明のある歩道

イルミネーションをしなくなった樹木

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